いよいよ明日は共通テストです。
これまで頑張ってきた受験生の皆さんとそのご家族には、もれなく報われてほしいという気持ちでいっぱいです。
とはいえ、全員が万全の体調で明日を迎えれるわけではありません。全員がいい結果を残すことができるわけではありません。みんなそのことを知っています。
だからこそ「平常心で」と声をかけたくなる。
なぜなら一番の敵は「緊張」だと思っているから。
あえて言います。その考えは間違いです。
けっして敵ではありません。
だって考えてみてください。自分の体の反応が、自分が不利になるように働くって不自然じゃないですか???
自分の毒で死んでしまう生物がいたら、そんなマヌケはとっっっくに絶滅しとる。つまり緊張とは人間にとって必要な生理現象なのです。
脳が素晴らしいパフォーマンスを発揮するには、緊張が必要であることが定説となっています。
緊張とリラックスがつりあうことで、脳は信じられない力(フロー)を発揮するのです。
みんな緊張の正体がわかっていないから敵だと思っちゃうんですね。
先日、舞台俳優の友人が、1200人の観客を前に主演を務めたときのことを話してくれました。
「緊張は、成功したいというポジティブな気持ちから生まれる。今まで頑張ってきたという自信から生まれる」
「だから、緊張はネガティブなものではなく、ポジティブなものなんだ」と。
中々ええこと言うやん。
てか1200人てすご。緊張してセリフ飛ばしたりしそうですよね。
彼なりに緊張の正体を見破って、味方につけた好例ではないでしょうか。
緊張との向き合い方は人によって違うかもしれませんが、少しの参考になれば幸いです。
すべての受験生の健闘を祈っております。
がんばれ!