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BLOG
正木校
2017/08/02
社会の授業から学ぶ(水野)

夏期講習真っ只中。

灼熱の太陽が照り付ける中、近くの生徒たちは自転車で汗だくで駆け付けます。

白ヘルメットを脱げば汗で髪の毛はテカテカ。

あぁ、夏が来たなぁと思った瞬間。

 

さて、今日は「社会の授業」について。

 

例えば、おもしろい話をして年号を覚えさせて入試で得点源にするための授業ならば誰でもできると思います。

何度も一問一答を繰り返し、指先に自動的に知識が降りてくるまで繰り返せばいいのです。

しかし、この学習は決して楽しくありません。

だから社会が「キライ」という子どもは多いのです。

 

 

プロの講師と呼ばれる先生であるならば、そんな授業からの脱却を図りたいでしょう。

興味を引き出し、

「なるほど」「もっと知りたい」

と子どもたちの心を動かす授業をすることがとても大切だと思っています。

 

 

例えば、

 

公民の授業で「食糧自給率」について学びます。

さっと流せば終わってしまうところなのですが、それにまつわる小話を。

 

日本の自給率が低いのは

小麦(12%)、大豆(23%)

と「穀物」である点は特に重要です。

結果的に日本は、アメリカ産穀物の植民地的な市場に成り下がっています。

 

 

その背景は…

大東亜戦争でアメリカは機械化、化学肥料導入などで生産性が上がり、

国内に小麦などの穀物が大量の余剰物資となりました。

その市場を探していた最中に「日本」がターゲットになったのです。

基本的に輸出を増やすことが自国の利益に繋がります。

主食が「米」である日本の食卓に「パン」という文化を入れれば永続的に輸出が可能になります。

アメリカが目を付けたのはそこだったのです。

 

 

サンフランシスコ講和条約で日本が主権を回復したのは1952年4月28日。

その2年後には、日本はアメリカの余剰農産物の「消費地」となる運命を選択してしまいました。

 

 

その導入がさすがアメリカ。

まずはある協定を結び、小麦60万トン、大豆11万トンに加えて総額5千万ドル相当の農作物を日本は受け入れます。

代金の8割は「アメリカから日本への軍事援助」という名目で。

残りの2割も、保安隊(警察予備隊)をベースに、自衛隊を発足するのに費やされるのです。

 

と当時に、この頃不思議なことに日本では「栄養改善運動」は始まります。

これが結果的に「パン」と「牛乳」というメニューが定着していくことになります。

パン食が普及していけば、当然の結果として畜産物や牛乳、油料理といった欧米型食生活が拡大していきます。

そして、畜産物や牛乳を国内で生産するためには、膨大な「配合飼料」が必要となるわけです。

配合飼料といえばいわゆる「トウモロコシ」です。

もうここまで読めば皆さんおわかりですよね。

 

 

アメリカは明らかに

「長期的に日本人のライフスタイルを欧米型に変え、

穀物の対日輸出量を増やし、食料安全保障に影響を及ぼす」

という長期戦略に基づき、日本の穀物市場を変えていったのです。

 

 

さらにそれを助長するかのように、農協は米の価格を下げないための処置として「減反政策」を行います。

 

 

もう何かがひっそりと崩れていっていますよね。

 

 

グローバル化と称して、アメリカナイズドされている日本。

それは、日本の国民にあくまでも自然に溶け込むように仕組まれていると思っても過言ではありません。

 

 

こんな視野でいろんなことを学んで複合的な視野で社会という科目を学んでもらいたいですね。

 

 

明日成正木校 水野

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